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Typical World - Taro Karibe

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光を失った洞窟の闇の中では、
自分の影と他者の影を見分けることは、難しい。

―苅部太郎


ここ数年にわたる生成AIの急速な進化は、人類に新たな可能性をもたらす一方で、未知の脅威も予感させています。しかし、膨大なデータから生成されるものは、しばしば多様性を欠き、平均化された“典型的”な世界へと向かう傾向にあります。

本作は、画像生成AI「Stable Diffusion」を用い、「typical(典型的)」という言葉をプロンプトに組み込むことで、AIが“典型的”をどのように捉え、表現するのかを探求しています。

“典型的な平和”“典型的な大統領”“典型的なテロリスト”“典型的な愛”─。

無限の可能性を秘めていたはずの生成AIが生み出す“Typical World(典型的な世界)”には、私たちの未来への問いが隠れています。

本書は、2024年11月に世界最大級の写真フェア〈PARIS PHOTO〉で発表され、欧州の読者から高い評価を受けました。この度、2025年1月11日から2月9日まで、東京・渋谷のアートギャラリー〈HECTARE〉にて開催される、苅部太郎個展「洞窟の解剖学」に合わせて、国内での販売が開始されました。

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 本作で使用したStable Diffusionは、現在世界中で使われている主な画像生成AIツールのひとつで、特定の地域の特定の企業が開発している。どこかの誰かのものの見方の物差しで作られている以上、生成される画像は一見虚構の世界だけで完結しているようでいて、現実の社会的規範や政治性、信念体系や偏見がたっぷりと反映されている。

 画像生成AIで画像を生み出すプロンプトとして、「typical」に続けて、私の物差しで選んだ言葉を追加してみる。すると、いまのAIが見せたい典型的な世界が写し出される。そのTypical Worldは、あらゆる次元で現実世界と影響し合い、特定の世界観が増幅されている。

 光を失った洞窟の闇の中では、自分の影と他者の影を見分けることは、難しい。

2024年9月27日
苅部太郎
※本書掲載あとがき(日本語ペラ)より


Publisher : bookshop M
Date : 2024
Size : 237 mm x 168 mm
Pages : 32P
Edition : 1000 copies
Soft cover

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